東南アジアや南アジアを訪れると,漢字やラテンアルファベットと異なる多様な文字の数々に圧倒されます。デーヴァナーガリー文字,ベンガル文字,シンハラ文字,タミル文字,テルグ文字,チベット文字,タイ文字,クメール文字,ビルマ文字…これらの文字は異なった言語を表しているにも関わらず,実は親戚関係にあるのです。これらはすべて古代インドで作られたブラーフミー文字から派生しており,ひとくくりに「インド系文字」と呼ばれます。お寺で見かける梵字もその一つで,既に廃れた文字も含めればその数は 30 を超えます。 もじもじカフェでは,めくるめくインド系文字の世界を概観するために,2 回シリーズでこの不思議な文字を取り上げます。第 1 回は,東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)教授で,インド系文字に関する多数の著作をお持ちの町田和彦さんをお迎えし,インド系文字の仕組み,その起源,そしてどのよう
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