女子フィギュア界の国民的ヒロイン・浅田真央選手が引退を表明した。4月12日に行われた記者会見では白いジャケット姿で約50分間、報道陣の質問に応じ「フィギュアスケートはどんな存在か?」との問いには、「私の全てがスケート中心の生活だったので、本当に私の人生です」。最後のあいさつでは目に涙を浮かべながら言葉を詰まらせ、「新たな目標を見つけて笑顔で前に進んでいきたい」と締めくくった。 これまで浅田選手が築き上げてきた栄光の歴史は文句なしに素晴らしい。2010年のバンクーバー冬季五輪で獲得した銀メダルを含め国際大会で手にした総メダル数は21個(金=12個、銀=7個、銅=2個)。これらの功績は彼女が引退した後も決して色あせることなく後世に語り継がれていくだろう。 ここまで数多くの人に愛された日本人フィギュア選手はいない。実際に浅田選手が10日深夜に自身のブログで引退の意思を明らかにした直後、各マスコミ