先般当ブログに、『アマゾン・キンドルストア「既存ユーザーはご注意を』という記事を投稿しましたが、それに関連して、CNET JAPANに、『Kindle価格の謎を解く--ジョブズの伝記はなぜ値上がりし、また値下がりしたのか』(林 智彦/朝日新聞社デジタル事業本部) という詳細な分析記事が掲載されています。 少しテクニカルになりますが、非常に興味深い内容なので、解説をしてみたいと思います。 そもそも日本では、書籍の価格はいつでも、どこでも同一なのが常識ですが、これは再販制度が認められているおかげです。 しかし米国では各種ディスカウントによって、街の大きな書店、小さな書店、あるいはスーパー、または大学生協とでは、本の価格が違って当たり前、セール期間中に買い損ねればまた値段が上がることも当たり前である。(「Kindle価格の謎を解く」より) 再販行為を認めている主要国は以下の通りで、この表を見ると