はじめに いま、わたしたちは大きな時代の転換期に生きている。冷戦が終結し、日本でバブルが崩壊して20年が過ぎようとしている。この間、日本国と日本企業が失われた20年を過ごしている間に情報通信技術革命が起こり、インターネットも携帯電話も当たり前のものとなった。少なくとも情報の観点からはすでに国境はないに等しい。金融技術も発展し、国境を越えたヒト・モノ・カネ・情報の流通は増えるいっぽうである。 この20年で、世界はすっかり変わってしまった。主要7カ国で世界経済をコントロールする体制は古びたものとなり、新興国も含めたG20の時代に入ろうとしている。これら新興国の成長スピードとパワーは、不安定ながらも凄まじいものがある。資源を産出する国々は、さらに強い。ヒトが働かなくても、資源が勝手に外貨を稼いでくれる構造になっている。 翻って、わが日本国と日本企業はどのような状況におかれているかを考えてみよう。
前回(http://president.jp/articles/-/6742)お約束した、業務を見直して作業の効率化とコスト削減を図る具体的な手法として「ABC」を紹介したい。 ABCは「Activity Based Costing」の略で、「活動基準原価計算」が日本語訳だ。業務を細かく分類し、どの業務にどの程度の時間を費やしているかを算出することで、各業務のコストを割り出していく。1980年代に米国で考案され、次第に注目されるようになった。 製造部門の社員にABCを適用すると、材料の準備、機械の保守点検、材料の投入、製造管理、製品の検査、梱包、搬出などのアクティビティが考えられる。さらに、材料の準備ひとつをとっても、材料倉庫への移動、数量確認、搬出の記録、搬出、現場への移動など、より細かく分けられる。そうやって細分化するほどムダを見つけるヒントも多くなるのだが、手間がかかって事務的な負担
Meticulously recording all your costs does little good when your accounting framework is outmoded. Some companies aren’t even aware that they’re relying on distorted information about their costs, margins, and profits. The accounting systems they’re using were designed for companies that manufactured a narrow range of products, and for whom materials and direct labor represented the most significa
ABC(Activity Based Costing:活動基準原価計算)/ABM(Activity Based Management:活動基準原価管理) 日立総合計画研究所・編 ABC(Activity Based Costing:活動基準原価計算)は、1980年代に米ハーバード大学のロバート・キャプラン教授が提唱した管理会計手法です。製品やサービスを提供するための間接コストを活動単位に分割して、個々の活動ごとの基準を用いてコストを算出し、原価計算を行う手法です。さらに、ABCから得られるコスト分析を基に、業務効率を改善していく経営手法をABM(Activity Based Management:活動基準原価管理)と呼びます。当初は企業のコスト分析手法として利用されていましたが、厳しい財政状況の中で行政サービスを効果的に実施するには、人材/予算という経営資源を効率よく配置することが重要にな
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