アニメ・勇者特急マイトガインのラスボスは三次元人という皮肉 日活シネマなどのパロディを多用した、勇者シリーズ×昭和映画パロ作品とも言えそうな勇者特急マイトガイン。それが最終回にして、パロディどころかアニメとしての根幹もひっくり返す。 ラスボスであるブラック・ノワールは、なんと自身のことを三次元人、つまり人間だと言う。穿った見方をすれば、作り手であるサンライズやスポンサー企業とも受け取れる発言である。 そんなラスボスは、マイトたち主人公サイドも、今まで戦ってきた敵たちも、すべてフィクション世界に住む二次元人であると断じ、三次元人である自分には勝てないとぶちまけるのだ。 大きなお友達もたくさん見ているとはいえ、勇者シリーズは歴とした子供向けアニメである。それが子供たちに向かって「これは人間が作ったアニメ作品でしかないんですよ」と夢を壊す発言をするのである。なんという裏切りか。 だがそこはさすが