東大は11日、大学院の60代の男性教授が学内の懇親会で酒に酔い、口論となった学生を平手打ちしたとして、戒告処分にしたと発表した。処分は8日付。 東大によると教授は平成22年4月、履修登録の方法などを説明する入学ガイダンス後の懇親会に参加。教員や学生数人で酒を飲みながら話していた際に男子学生と口論になり、顔を平手で数回殴った。 学生が同年11月に大学側に届け出た。教授は暴力行為を認めているという。処分まで時間がかかったことについて東大は「処分を決める会議のメンバーの日程が合わず、長引いた」としている。 石井洋二郎副学長は「教員として決して許されない行為。再発防止に努めたい」とのコメントを出した。