TPPの大筋合意を受けて、ニュージーランドのキー首相は6日、声明を出し、「全体的に見てよい協定になった。経済大国のアメリカ、日本と初めての自由貿易の協定を結ぶことになる」と歓迎しました。 その一方で、交渉の中で大幅な市場開放を強く主張してきた乳製品の分野について、「乳製品の関税を完全に撤廃することができなかったのは残念だ」と不満も示しました。 また、ニュージーランド最大の乳業メーカー、フォンテラのウィルソン会長は、「乳製品分野の結果は完全とは言いがたい」と指摘するとともに、「アメリカの酪農業界が保護貿易主義を見せたことで交渉が成功しなかった」とアメリカを批判しました。 オーストラリアのターンブル首相は6日朝、声明を出し、「TPPによる新たな市場開放は包括的かつ野心的で、オーストラリア経済の全体に恩恵となる」として、大筋合意を歓迎しました。 また、最大の焦点だったバイオ医薬品の開発データの保