日銀がマイナス金利を導入する新たな金融緩和策を決めて初めてとなる国債の入札が、2日財務省で行われ、新たに発行される10年物の国債の落札利回りは平均で0.078%となり、前回の入札と比べ大幅に低下しました。 今回、新たに発行される国債は満期までの期間が10年で、額面は100円。表面利率が年0.3%、つまり年間30銭、10年で3円の利息がつくもので、こうした10年物の国債では、通常、100円で購入すれば利回りは0.3%、103円で購入すれば利回りは0%となります。 2日の入札には大手の銀行や証券会社などが参加し、平均の落札価格は102円17銭、この結果、利回りは0.078%と2日の長期金利に近い水準となり、前回の0.254%から大幅に低下しました。 これは、日銀が大規模な金融緩和のもとで今後も国債の大量買い入れを続けるため売却する際に利ざやが見込めること、また、新たにマイナス金利が導入されるこ