織田信長による焼き打ちで寺での酒造りが途絶え、幻とされている日本酒を444年ぶりに復活させようと、滋賀県東近江市で酒米の田植えが行われました。 しかし、1573年(天正元年)に信長に寺が焼き打ちされ、酒造りは途絶えたということです。 この酒を444年ぶりに復活させ、地域おこしにつなげようと、6日、地元の農家などおよそ20人が、酒米が栽培されたと伝わるおよそ1100平方メートルの田んぼで田植えをしました。 参加した人たちは、早乙女姿になるなどして、農家の指導を受けながら丁寧に苗を植えていました。 取り組みの発起人の比嘉彩夏さんは「どのような味になるかわからないが、かつて愛されたように現代の人にも愛される酒にしたい」と話していました。 この酒米は9月に稲刈りが行われ、酒は来年1月に完成する予定です。