愛知県知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で、地方自治法違反の疑いで逮捕された運動事務局長田中孝博容疑者(59)が、署名を水増しするアルバイトの募集に関わった広告関連会社の前社長=3月に退任=から、作業の進捗状況などの報告を通信アプリのLINE(ライン)で受けていたことが21日、関係者への取材で分かった。 愛知県警は前社長らのスマートフォンを解析し、メッセージの送受信履歴を確認。田中容疑者が署名偽造を主導していたことを示す物証の一つとみて詳しい経緯を調べる。 関係者によると、田中容疑者と前社長はラインのほか、メールでも頻繁にやりとりしていた。