「学校図書館には『読書センター』としての役割のほか、『学習情報センター』の機能が求められる」と話すのは、学校図書館に詳しい八洲(やしま)学園大学=西区=の高鷲忠美教授(73)だ。公共図書館と異なり、授業での活用や、調べる力などの情報活用能力を育てる狙いがあるという。学校図書館法第2条では、学校図書館の設置には、教育課程の展開と児童生徒の教養の育成に寄与する等の目的があると定められている。 そこで重要になるのが授業と図書館を結ぶ司書教諭。だが、12学級以上の学校に配置される司書教諭は担任などを受け持ち、学校図書に関わる時間が設けられていないことも多い。負担軽減のためにも、資料集めや図書に関するアドバイスなどで司書教諭を支え、他教諭が授業で使いやすい環境整備を行う学校司書の役割が必要になる。 成功例として高鷲教授が挙げるのが、山形県の朝暘小学校。1人あたりの貸し出し冊数は年間174・1冊(20
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