経営不振が続いていた名古屋の老舗百貨店 丸栄が、医薬品メーカー興和の完全子会社となって事実上百貨店業務から撤退する可能性もあることが分かりました。 「当社の決算も3期連続の経営損失で、抜本的な構造改革が急務である。 テナント型事業へ転換することで、収益の改善を図っていく」 (丸栄 野原太二雄 社長 会見) これは、12日、丸栄の親会社である名古屋の医薬品メーカー興和が開いた記者会見で明らかにされました。 それによりますと丸栄は経営不振から興和の完全子会社になると共に業態を百貨店事業から全店舗テナント貸しに切り替えるのも視野に経営再建を進めると言うことです。 丸栄は創業1615年。 400年以上の歴史を持つ老舗百貨店ですが個人消費の低迷や通販の台頭などで経営に行き詰まり医薬品メーカー興和の傘下に入り経営の立て直しを探っていました。 丸栄はこの3年赤字決算が続いていて、興和は、