三田市立図書館(兵庫県三田市南が丘2)が所蔵する障害者向けの点字・録音図書の大半がインターネットで検索できないとして、市民でつくる運営評価委員会が「障害者について理解する機会を妨げる」などと対応の見直しを求めていることが分かった。図書館を運営する指定管理者は「以前は開示していたが、一般図書との混在を避けようと考えた」と説明。市は「障害者と健常者で差別をしているような誤解を与える」と判断し、近く改善を促す方針を固めた。(門田晋一) 図書館側によると、所蔵する約2700点の点字・録音図書の9割以上は開架せず、インターネットの蔵書検索でも開示していない。市民が借りたい場合は館内にある紙の目録を見て窓口で申し込むが、障害者やその家族以外は、点字・録音図書の研究目的などを除いて断っているという。 点字図書を販売する「日本点字図書館」の点字文芸作品を見ると、県内では少なくとも三木市と豊岡市が図書館の蔵
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