ジョージ・ソロスの「開かれた社会」「超資本主義」の〈脱資本主義〉的運用? | 熊倉敬聡 George Soros's 'Open Society' Application Of "Hyper-Capitalism"? | Kumakura Takaaki 投機家そして慈善家として世界的に有名なジョージ・ソロスが、一九九八年、『グローバル資本主義の危機』★一という本を出した。一九九七年のアジア経済危機から翌年のロシア経済破綻に至るまでの歴史的状況を背景に、グローバル資本主義システムの本源的不安定性・脆弱性を分析しつつ、彼の唱える「開かれた社会」への展望を述べた本である。それらの危機により、人々が世界経済の行く末に大きな不安を抱いていた時期だっただけに、この本はアメリカ合衆国内外で大きな反響を呼んだ。この短い拙稿では、しかし、彼の世界経済分析を学問的に吟味したいのではない(所詮、経済学に暗い私
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