グーグル(Google)は、OTAに対してコミッションをベースとした新しいホテル広告プログラムの導入を決めた。これは、グーグルが従来実施しているクリック課金広告サービス「アドワーズ」ではなく、グーグルのホテル広告からの予約に対してコミッションを課金するもの。グーグルでは、その額を「業界の標準」としている。 このグーグルの方針転換は業界の中では以前から噂されていたが、今後OTAの世界を劇的に変えることになると予想される。特にグーグルの検索結果に基づいてビジネスモデルを構築してきた大手OTAのブッキング・ドットコムやエクスペディアなどへの影響は大きいだろう。 コミッションモデルを導入することで、グーグルは大手OTAから掲載広告料を得るだけでなく、大手OTAの直接の競合会社となる。現在のところ、大手OTAはグーグルに広告を出し続けるほかなく、他に講じられる有効な手段は何もないようだ。一方で、グー