中国産ハチミツを混ぜた商品を「国産」と偽って販売したとして、岐阜県警は8日、不正競争防止法違反(原産地誤認惹起〈じゃっき〉)の疑いで同県養老町のハチミツ製造販売会社「フラワーハネー」の社長、西尾利也容疑者(42)を逮捕し、発表した。「私が1人でやったことで間違いない」と容疑を認めているという。 発表によると、西尾容疑者は昨年10月と今年2月の2回、「野の花はちみつ」「れんげはちみつ」を瓶詰めする際、中国産を混ぜた商品のラベルを「原材料名 国産はちみつ」として、名古屋市の卸売会社などに計84個(計4万2984円)を販売した疑いがある。混入は「(中国産と国産を)1対1の割合で混ぜていた」と供述しているという。