アイドルライブでの「オタ芸」の影響で演奏が聞こえなかったとして、男性客が主催者に約100万円の損害賠償とライブのやり直しを求めた裁判の控訴審で、大阪高裁は4月27日、訴えを退けた一審判決を支持して、男性客の控訴を棄却した。 毎日新聞によると、男性は2014年1月、神戸市内でおこなわれたアイドルライブで、一部のファンが「オー、オー、オー」などの大声を出したことで、ライブが聞こえず、主催者が退場させるなどの措置を怠ったと主張していたという。 田中敦裁判長は「音楽鑑賞の仕方は様々で、観客のかけ声は雰囲気を高揚させる側面もある」と指摘。主催者にファンを退場させる義務はなかったとした。 アイドルライブでは、ファンによるかけ声は、盛り上げるために当然のようにおこなわれているが、状況次第では不快に思う人がいるのかもしれない。また、かけ声だけでなく、その場でジャンプを繰り返したり、サイリウムを過度に振り回
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