現在、日本の失業率は他の先進国と比較すれば十分に低い水準にあり、さらに低下しつつある。 これはデータを見れば明らかな「事実」である。 この日本の雇用の現状は、失業率が高い水準にありしかも上昇傾向にある英国等とは比べるまでもなく、また下落傾向にはあるもののやはり依然として高い水準にある米国と比べても、普通に考えれば非常に良い状況と言えるはずである。 また近年注目されることが多い若年層失業率を見ても、日本は他国より水準としても低いし、その増加率も高いわけでは無い(参照:若年層失業率の増加とデフレの関係について ) ところがこういった数字を無視して、何がなんでも日本の雇用状況は諸外国と比較しても最悪であると主張したい人がネットでは多く見られる。 何度も取り上げてきたが、いわゆるリフレ派の多くもその仲間である(注1)。 日本は日銀(或いは財務省)のせいでデフレ状態にあり、よって経済も雇用も最悪なは