安倍首相「実績」に石破氏異論=自民総裁選、経済政策で火花 2018年08月28日19時44分 9月の自民党総裁選で、安倍晋三首相と石破茂元幹事長が経済政策をめぐり火花を散らしている。首相が景気回復や雇用環境の改善など長期政権の「実績」を誇示するのに対し、石破氏は地方や中小企業が置き去りになっているとしてアベノミクスからの軌道修正を主張。対決姿勢を鮮明にする石破氏に対し、陣営内から懸念も出ている。 首相は28日、首相公邸に東京都議、栃木県議を相次いで招き、「数値で見る安倍政権の6年」と記した政策ビラを配布してアベノミクスの成果を説明。「あと3年、国のかじ取りを担う決意だ」と支持を呼び掛けた。 ビラの中では旧民主党政権だった2012年と現在の各種経済指標を比較。(1)名目GDP(国内総生産)が493兆円から551兆円に増加(2)有効求人倍率が0.50から1.13に改善(3)最低賃金(時給)が7