東京都は、原則遊泳禁止にしてきた江戸川区の葛西海浜公園の海で水質の改善が見られることから、ことし夏、一般の人たちに試験的に海水浴を楽しんでもらい水質の監視方法などを検証したうえで、早ければ来年夏から、都心で唯一遊泳が可能な海として開放を目指すことになりました。 東京都では、高度経済成長期の環境汚染などで海の水質が悪化したことから、島しょ部を除いて夏のシーズンを通して海水浴を楽しめる場所はありません。 江戸川区の葛西海浜公園でも平成元年に開園して以来、原則遊泳が禁止されてきましたが、下水道の整備などの効果で水質の改善が見られることから、東京都はことし夏、海の一部を開放し、一般の人たちに海水浴を楽しんでもらう社会実験を行うことを決めました。 大雨の際、下水の処理が追いつかず大腸菌が増える可能性もあるため、重点的に検査を行って水質を監視するとともに、水質が悪化した場合に利用者に知らせる方法などを