ブックマーク / aonamigenji.hateblo.jp (2)

  • 『黄昏の公衆便所』セイ・ロガン(著)、青波幻次(訳) - 青波幻次のブログ

    2017 - 05 - 07 『黄昏の公衆便所』セイ・ロガン(著)、青波幻次(訳) 随筆・漫文 むかし、ふたりのボクサーが英会話学習のために駅前に行く途中、一匹のオランウータンが場末のラブホテルに入って行くのを見た。するとまもなく、七匹の 皇帝ペンギン が追われるようにしてラブホテルから飛びだして来た。そしてその後から大きなりんご飴を持ったひとりの就活生が出て来て、指名手配犯のようにきょろきょろあたりを見ていたが、またあわててラブホテルへ戻って行ったので、ラブホテルに何かあるのではないかと、ボクサーたちもその後を追って入ってみた。 木工用ボンドを塗られてカピカピになったモネの水彩画を私が手に取り上げましたら、先生が ロメインレタス をかじりながら、録画していた深夜番組についての感想を夜明けまで語ってくれるのでした。 つけっぱなしの プラズマテレビ には青いや、大きなパンダや、ブルドーザー

    『黄昏の公衆便所』セイ・ロガン(著)、青波幻次(訳) - 青波幻次のブログ
  • 失意のボロネーゼと一条の光明 - 青波幻次のブログ

    2017 - 04 - 29 失意のボロネーゼと一条の光明 随筆・漫文 GW初日の昼。私は或るイタリア料理店の一席に腰掛け、私の白いシャツにべっとりとついたボロネーゼを見つめながら、我が行く末を案じ、途方に暮れていた。 そう、私はボロネーゼを白いシャツの腹の部分にこぼしたのである。 シャツの茶色いシミを見ると、私のGWはもう終わった、という感じがした。そのボロネーゼはシャツだけでなく私の人生にも消し去る事の出来ない深く暗いシミを残した感じがした。 私はボロネーゼすらこぼさずにべることのできない愚鈍な男という烙印を押され、道行く人々から嘲笑され、一生女にもモテず孤独に死んでいくのだ。そんな人生なら今すぐ終わらせてしまった方がいい、今すぐ厨房に突入してピザ窯に飛び込んでやろうかと思った。 いや、しかしそんな事をすると、この美味しいボロネーゼを作ってくれたお店の方々に多大な迷惑がかかるし、その

    失意のボロネーゼと一条の光明 - 青波幻次のブログ
  • 1