2010年06月07日 知能指数が低いほど、自殺未遂のリスク上昇。 スウェーデンの若年男子1,109,475人(平均18.3歳)に対して徴兵検査の際に知能指数を測定し、平均24.2年間追跡したところ、9グループに分けた知能指数が低くなるほど自殺未遂による入院(17,736人、1.6%)のリスクが段階的に高くなり、最低群では最高群より6.4倍高かった。論文はBritish Medical Journal 電子版に2010年6月3日掲載された。 対象者のうち12,328人が、追跡期間中に統合失調症や躁うつ病を中心とする精神疾患と診断された。このうち1.607人(13.0%)が自殺未遂で入院したが、知能指数が低くても自殺未遂のリスクが高くなることはなかった。 著者らによると、今回の研究は同様のテーマでの最大の先行研究より、7倍以上規模が大きい。また、精神疾患のある対象者では知能指数と自殺未遂