ブックマーク / blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime (3)

  • これから面接に臨む学生のために

    久しぶりにエントリーを書く。しばらくブログのエントリーを書かなかった理由は、獨協大学の授業の準備に手を取られていたことと、最近始めたTwitter(アカウントはyamagen_jp)の方がブログよりも何となく居心地がいいことが理由だ。 そのTwitterで、大学生の就職事情が厳しいことについて同情的なツイートを書いたら、ある方から「自分がどうありたいのか、とことん気かどうか? あがいているか? 」というツイートが返ってきた。私は、これは学生に対するアドバイスあるいは、意見であろうかと解釈して、「自分探しよりも、会社を知ることが大事。自分にではなく、会社・仕事に興味のある人を会社は採る 」と返信した。 思うに、面接では、自分のあれこれをアピールすることよりも、相手の話を聞くこと、それも有り体に言えば、相手に気分よく話させることの効果の方がずっと大きいような気がする。 私の得意分野ではないが

  • 会社は2年で辞めてもいい

    5月19日の土曜日に、日経済新聞グループが主催する「転職フェア」で1時間ほどスピーチをしてきました。会場は、六木ヒルズのアカデミーヒルズで、11時30分から12時30分までの1知時間でした。このイベントには多数の参加者(主に20代の若者)があり、講演会場の椅子は満席で、後ろに立ち見の聴衆が多数いる、という講演しやすい環境でした(講演のノウハウによると、人と人の間が空くような状況は、講演がやりにくいそうです)。 話の内容は、「時間は貴重なので、20代の転職は、躊躇するな」という転職を後押しするメッセージと、「28歳までに自分の『職』を決めて、35歳までに自分の『人材価値を』確立しよう」という、大まかなキャリア戦略の考え方でした。人材価値は、ある仕事の能力があって、その能力が実際の仕事で証明されているという条件があれば、確立します。ビジネスパーソンの能力的な全盛期は、たぶん30代の前半で

  • 超々シンプルな個人のマネー運用術 - 評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」

    なるべく広い範囲の個人に適用できて、最も簡単なマネー運用法とはどのようなものだろうか、というようなことを最近考える機会があった(単行の企画書を書いたので)。 投資理論から風呂敷を広げるのは気が引けるが、投資では、リスクとリターン、有効フロンティアと説明が進み、リスク資産の有効フロンティアと資金の借り入れ・運用が自由に出来る場合に、最も効用の高いポートフォリオが一つだけ選択されて(要はリスク当たりの超過リターンが最大になるポートフォリオだ)、リスクをたくさん取る人も取らない人も、このポートフォリオとリスクフリー資産の組み合わせ(レバレッジを利かせることもあり得る)を持てばよい、といった順番で話が進む。この後、市場の均衡からCAPMと進むと、急に現実感が乏しくなって、論理は大丈夫でも、市場を説明する理論としては「使い物にならない」と感じるようになるが、リスク資産のポートフォリオが一つ定ま

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