社民党の福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)は6日、出席する予定だった沖縄県宜野湾市で8日に開かれる「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」を欠席することを決めた。米軍普天間飛行場の移設問題で鳩山内閣は「閣内不一致」と国会で野党から追及されており、福島氏は大会出席による混乱拡大を心配したようだ。 党本部は5日には「出席」と発表。だが、福島氏は6日、参院予算委員会を中座し、渕上貞雄副党首に出席の是非を相談し、夕方に党本部から出席中止が発表された。代わりに渕上氏が出席する。 一度は「出席」とした福島氏。6日夕には記者団に「党の主張は全く変わらない。県外・国外移設のために全力を尽くす」と、党首としての姿勢を強調した。だが、大会を欠席する説明にはなっておらず、党内から「最初から行くなんて言わなきゃよかった」(幹部)との声が漏れた。