富士山は言わずと知れた日本の最高峰で、標高は3776メートル。山頂の気圧は平地よりも低く、約640hPaしかありません。平地の63%です。だから水の沸点も低くて約88度でお湯が沸いてしまいます。 「標高高い → 気圧が低い→ 沸点も低い」 という関係です。 小学生の頃、富士山山頂ではご飯が上手く炊けないと教えられました。沸点が低いから米に火が通らず芯が残ってしまうのだというのです。しかしそれ以来20年、ずっと疑問に思っていました。 「本当に?多少沸点が低くても炊けるだろう?」 と。 (text by 松本 圭司) と言う事で、富士山に登りました だから、その疑問を解決するために富士山に登ってきました。去年初めて登ったので、今回で二度目の富士山登山となります。 雹(ひょう)が積もった登山道を淡々と、空気が薄い中ゼイゼイ言いながら登りました。そして、10時間ほど掛けて山頂に到着。山頂は、真夏だ