「街に関するメディア」といえば、オススメのお店やイベント情報が並んだページが浮かぶだろう。しかし、そういった一般的な街メディアと一線を画しているのが、リクルート住まいカンパニーのオウンドメディア『SUUMOタウン』だ。 メディア立ち上げの背景を振り返ってもらった前編に引き続き、ここからはより具体的な運営の舞台裏や、オウンドメディアとして異例の「エッセイ中心」というスタイルになった経緯にフォーカス。『SUUMOタウン』を運営するネットビジネス統括本部の横関崇志さんと岡武樹(たつき)さんに伺った。 「お役立ち情報」よりも、書き手の主観を重視する ――編集は岡さんがメインで担当されているんですよね? 岡 はい。一部の記事を除いて、基本的には自分で進めています。スタート当初は、はてなさんにすべてお任せしていましたが、評判がよく、内製化をしてみることになりました。執筆者は自ら気になる方にアプローチし