相次ぐリストラを背景に、一人ひとりの社会人が「仕事に関する専門性」と「転職できるフットワーク」を鍛えておくべき、という指摘が目に付くようになった。社会人大学院に通う「学生」たちも、このような危機感を抱いているのだろう。 ある会社では、マーケティングの勉強をするために大学院に通い始めた社員が、上司から協力を得られなかったり、イヤミを言われたりすると腹を立てている。「これでは話が違う」というわけだ。最初は上司も応援してくれたのに コンサルタント会社に勤める20代の男性です。今年から自分の専門性を高めるために、大学院に通ってマーケティングの勉強をしています。もちろん会社には相談しました。上司は、「いいことじゃないか!頑張れよ。じゃあ、仕事の調整も必要だな」と応援してくれました。大学院の授業は夜間で、残業がほとんどできなくなるので、とてもありがたく思いました。 ところが、3か月もすると