一ヶ月に一回の通院。精神科医から、最初に「あなたの場合、80点ではなく、60点の人生を目指すべきだね」と言われる。突然のことに「?」となって、「はあ」と答える。その後、正月明けからここまでの体調を報告する。寝付きがよくないことがあるからアモバンを最大量まで上げることを交渉して、そのようになる。 して、「80点ではなく、60点の人生とは?」と、帰り道におれは考えはじめた。おそらくは、普通の人間が100点の人生として、おまえの能力や病状では80点を目指すのも難しいから、無駄な努力などせずに60点を目指せ、ということだろう。無駄な努力は双極性障害(双極症)のおれにとって悪影響を与えるかもしれない。 とはいえ、80点や60点とは、なにを基準としたものだろうか。普通の人間は100点なのだろうか。あるいは50点なのか。そのあたりがよくわからない。偏差値でいえば、80などというのはあり得るはずもなく、6