松本俊彦に関するyauaaのブックマーク (33)

  • 大麻、少年の性被害、男らしさの病(松本俊彦)[第12回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡

    依存症は、現代人にとって、とても身近な「病」です。非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、様々なものに頼って、なんとか生き延びている。そして困っている、という人はたくさんいるのではないでしょうか。 そこで、連載では自身もアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する横道誠さんと、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症(!?)で、依存症治療を専門とする精神科医・松俊彦さんの、一筋縄ではいかない往復書簡をお届けします。最小単位、たったふたりから始まる自助グループの様子をこっそり公開。 薬物乱用防止教室の季節ヘイ、マコト、前回のお手紙をいただいてからずいぶんと長い時間が経ってしまいました。毎年、この夏休み期間、教員向け研修会のラッシュ、連日、国内各地に出向いて登

    大麻、少年の性被害、男らしさの病(松本俊彦)[第12回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡
  • 「清原、銀座で大暴れ」執行猶予中の“泥酔騒動”で警察沙汰…薬物依存症に苦しむ清原和博がアルコールに溺れたワケ | 文春オンライン

    野球もホームランも消えて心にぽっかり穴が ぼくがお酒に飲まれるようになったのはいつごろからだったのか……。 やはり野球をやめて、日々の目標が見つけられなくなってからだったような気がします。お酒を飲むことの意味がだんだんと変わっていったんです。 現役を引退してから野球もホームランも消えて心に穴が空きました。それを埋めるために、だんだんとお酒の量が増えていきました。お酒をたくさん飲むと気持ちが大きくなって、自制心を失っていくような感覚がありました。初めて覚せい剤を使ったときも、かなりアルコールがまわった状態でした。 現役時代の清原和博氏 ©文藝春秋 つまりお酒が引き金になって覚せい剤に手を出してしまったんです。 だから先生(編注:清原氏の薬物依存症の主治医である松俊彦医師)はアルコールには気をつけろと、口を酸っぱくして言うんだと思います。 逮捕され保釈されたばかりのころは、お酒を飲む気にすら

    「清原、銀座で大暴れ」執行猶予中の“泥酔騒動”で警察沙汰…薬物依存症に苦しむ清原和博がアルコールに溺れたワケ | 文春オンライン
  • 文学研究者・横道誠と精神科医・松本俊彦の往復書簡、連載スタート!

    依存症は、現代人にとって、とても身近な「病」です。非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、様々なものに頼って、なんとか生き延びている。そして困っている、という人はたくさんいるのではないでしょうか。 そこで、連載では自身もアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する横道誠さんと、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症(!?)で、依存症治療を専門とする精神科医・松俊彦さんの、一筋縄ではいかない往復書簡をお届けします。最小単位、たったふたりから始まる自助グループの様子をこっそり公開。 第1回はこれまた一筋縄ではいかない、横道さんの自己紹介から…… マコトの依存遍歴――クレプトマニア(窃盗症)、セックス、過、酒。 へい、トシ! 最初の打ちあわせで、この往復書簡

    文学研究者・横道誠と精神科医・松本俊彦の往復書簡、連載スタート!
  • ⼤⿇の健康被害をもたらす要因が明らかに 成分というより、元々その人が持つ「生きづらさ」が鍵を握る?

    国が「使用罪」の創設を目指し、規制を強めようとしている大麻。 その大麻使用者に対する日初の大規模調査の二次解析で、大麻の健康被害をもたらす要因が明らかになった。 大麻の成分が悪さをしているというよりも、その人が元々持っていた精神的な脆弱さや生きづらさをもたらす成育歴などが関係しそうなことがわかった。 調査した研究グループの中心メンバー、医療用大麻の啓発団体「一般社団法人Green Zone Japan」代表の医師、正高佑志さんと、国立精神・神経医療研究センターの薬物依存研究部部長、松俊彦さんに解説してもらった。 「若い頃からの使用」「家族に精神障害や依存症、⾃殺などを経験した人がいること」などが健康被害の要因まずは論文の概要を紹介しよう。 この結果をまとめた論文は、「Risk factors for cannabis use disorders and cannabis psychos

    ⼤⿇の健康被害をもたらす要因が明らかに 成分というより、元々その人が持つ「生きづらさ」が鍵を握る?
  • 薬物「ダメ。ゼッタイ。」はウソ 治療の第一人者が明かす依存症の本質 | 医療プレミア特集 | 清水健二 | 毎日新聞「医療プレミア」

    薬物依存治療を専門とする松俊彦医師。自身もカフェインを「乱用」する傾向があると明かす=東京都小平市の国立精神・神経医療研究センターで6月9日、清水健二撮影(画像の一部を加工しています) 今年の「日エッセイスト・クラブ賞」を受賞した「誰(た)がために医師はいる クスリとヒトの現代論」(みすず書房)の筆者は、精神科医の松俊彦さん(54)だ。薬物依存治療の国内第一人者として知られる松さんは、国立の医療機関の要職にありながら、国の乱用防止の標語「ダメ。ゼッタイ。」を「患者を回復から遠ざける呪文だ」と手厳しく批判する。私たちの社会は、依存症という病気の質をどこまで理解できているだろうか。【くらし医療部・清水健二】 医学部で教わらなかった世界 <松さんは国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)の薬物依存研究部長。今も外来で患者の診療を続けている。受賞作は月刊誌「みすず」に3年間連載し

    薬物「ダメ。ゼッタイ。」はウソ 治療の第一人者が明かす依存症の本質 | 医療プレミア特集 | 清水健二 | 毎日新聞「医療プレミア」
  • 本物の「シャブ漬け生娘」を治療してきた精神科医が、吉野家常務の発言と反応におぼえた強い違和感 女性たちが「シャブ漬け」になるのは、薬物の依存性だけのせいではない

    吉野家の役員の「生娘をシャブ漬けにする」という発言の当の問題点はどこなのか。精神科医の松俊彦氏は「覚醒剤依存症の人の多くは、自己肯定感が低く、孤独に苦しんでいる。『シャブ漬け生娘』という表現は、そうした人たちをより苦しめることになる」という――。 吉野家騒動に潜んでいるもう1つ別種の差別 「田舎から出てきたばかりの生娘をシャブ漬けにする企画」。吉野家の伊東正明・常務取締役企画部長は、若い女性向けのマーケティング施策についてこう表現し、役員を解任された。不快に思うのは無理もない。なにしろ、その表現には、吉野屋を訪れる客を馬鹿にしているばかりか、人身売買的犯罪を肯定するようなニュアンスが含意されているからだ。 とはいえ、ちょっと気がかりなことがある。 くだんの発言を非難する人のなかには、「シャブ漬け生娘」という表現から「シャブ山シャブ子」(「相棒 Season 17」, テレビ朝日, 2

    本物の「シャブ漬け生娘」を治療してきた精神科医が、吉野家常務の発言と反応におぼえた強い違和感 女性たちが「シャブ漬け」になるのは、薬物の依存性だけのせいではない
  • 「覚せい剤中毒より治療が困難」普通の人を薬物依存に陥らせる"あるクスリ" 精神科医の気軽な処方が根本原因

    精神科医がやってしまいがちな「ドリフ外来」 以前、尊敬するベテラン心理士からこういわれた。 「精神科医は薬を出すから、いつまで経っても心理療法がうまくならないのよ」 彼女はいつも精神科医に手厳しいが、このコメントもその例に漏れなかった。私は、「ですよねえ……」と曖昧あいまいに濁すほかなかった。 たしかにその通りだったからだ。「では、お薬を調整しておきますね」「お薬を追加しておきましょう」――こういった言葉で、出口の見えない診察室でのやりとりを強制終了する。問題は何も解決していない。 医師として前向きな姿勢を失っていないことを患者に示しつつ、ただ時間稼ぎをしているだけだ。そんなやりとりをこれまで何百回、いや何千回も行ってきたことか。 かつて私は、わが国の精神科医療をこう評したことがある。曰く、「ドリフ外来」。つまり、「夜眠れてるか? 飯べてるか? 歯磨いたか? じゃ、また来週……」といった

    「覚せい剤中毒より治療が困難」普通の人を薬物依存に陥らせる"あるクスリ" 精神科医の気軽な処方が根本原因
  • 結局、大麻は健康に悪いの? 薬物依存症の専門家が訴える一番の害は......

    有識者会議「大麻等の薬物対策のあり方検討会」の構成員で、薬物依存症が専門の国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部長、松俊彦さんに、そもそも大麻の健康影響はどうなのか、聞いた。 日では大麻に関する知見はほぼなしーー改めて、大麻を常用することの危険性はどうなのか、現状での研究報告を教えていただけますか? 実は責任を持って、「これがエビデンス(科学的根拠)だ」と言えるものがすごく少ないということをまず言っておきます。 日では薬物を規制する時には、必ず細胞を使って、細胞毒性が起きるとか、細胞死が起きることを示し、動物実験でもこんなに依存性がありましたということを報告しています。 でも、それはアルコールでもカフェインでもニコチンでも示せることです。 それこそ、昔、小学校でシンナーを使わないように啓発するために、ビーカーの中のシンナーにミミズを入れるとちぎれることを見せた実験のようなもので

    結局、大麻は健康に悪いの? 薬物依存症の専門家が訴える一番の害は......
  • 「公衆衛生ファシズム」が吹き荒れる 「行き過ぎた予防啓発は差別や偏見の温床」

    ※インタビューは6月10日午後Zoomで行い、その時点の情報に基づいている。 「寄り道は不要不急じゃない」「公衆衛生ファシズム」が吹き荒れているーー感染防止が何よりも優先されて、集団感染がたくさん出ているライブハウスや接待を伴う飲店、居酒屋などが「不要不急」として切り捨てられています。私も含めて、こういう場所が大事な人もいると思うのですが、この切り分けについてはどうお感じになりますか? まず、自分の私的な感想から言わせてもらうと、僕は仕事が終わった後に、夜、居酒屋で飲んだりするのが、自分の中で生活の句読点だったのです。 自粛生活になって、もちろんそういう飲店のことは避けるようになって、車で職場と自宅の往復になりました。 それで時間が増えたのだから、さぞかしこれまで色々な出版社に対して「書く書く詐欺」のようになっている原稿がはかどるだろうと思っていました。ところが、それがなぜか全然進まな

    「公衆衛生ファシズム」が吹き荒れる 「行き過ぎた予防啓発は差別や偏見の温床」
  • 「大切な人は薬物を勧めた人」依存症の困難さと向き合う:朝日新聞デジタル

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    「大切な人は薬物を勧めた人」依存症の困難さと向き合う:朝日新聞デジタル
  • ここのところのこと(アルコールとおれ) - 関内関外日記

    ここのところのこと。 正月休み明け、いきなり忙しいか、忙しく感じたのか、わーっと一週間過ぎた。非常に疲れた。疲れた反動が先週末くらいにきて、午前中動けなくなった。週明けからまたなんとか動けるようになった。いくつか案件片付けつつ、年度末の繁忙はまだ見えず。三日前は朝の五時まで眠れず、起きてみたらそのままの寝不足のテンションで朝から会社に行けたりした。その反動で、次の日と、その次の日は夜の十時に寝た。どちらかというと過眠傾向にある。 ストロングゼロの話題。「純アルコール量が問題であって、ストロングゼロであるとかは関係ない」という論もあるが、酒飲みとしてこれは否定したい。酒の種類によって酔い方は違う。もちろん、まったくアルコールを受け付けない人(たとえばおれの母とか)から、「うわばみ」と言われるような人もいるし、普通くらいの人でも「醸造酒は苦手」とか、もっと細かく「純米酒でないと悪酔いする」(か

    ここのところのこと(アルコールとおれ) - 関内関外日記
  • 薬物に過剰に厳しく、アルコールに甘い日本

    違法薬物よりも健康被害がありそうなアルコールーーストロング系チューハイの議論で気にかかっているもう一つのこととは何なのでしょうか? 私は薬物依存を専門としていて不思議に思うことがあります。 世間では、「違法薬物は怖い、怖い」と言いますが、実は、健康や社会に対する被害という視点に立ってみれば、アルコールが一番、問題のある薬物なのです。 権威ある医学雑誌ランセットに載った、イギリスの精神科医、デビッド・ナットという人の論文では、個人に対する健康被害と社会に対する被害を足して一番有害な薬物はダントツでアルコールなんですよ。 特に、覚醒剤に依存している人は内にこもってしまうので、個人や家族の被害で終わることが多いのです。 でも、アルコール問題を抱えている人は外に出て行くし、外で飲んでいるし、対外的な暴力につながる問題があります。 その社会的な被害がダントツに大きいのですね。 だからアルコールを規制

    薬物に過剰に厳しく、アルコールに甘い日本
  • ストロング系チューハイに薬物依存研究の第一人者がもの申す 「違法薬物でもこんなに乱れることはありません」

    アルコールは、むしろ違法薬物よりも健康や社会に対する害をもたらすことがある」と話す、投稿主の国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部長、薬物依存症センターセンター長である松俊彦さんにインタビューしました。 薬物をやめた後の代わりにも飲まれているーーなぜあの投稿を? 患者さんがよく飲むんですよ。違法薬物をやめた後の渇望を紛らわせようとして、ストロング系を飲む。もともとお酒を飲む習慣がある人なわけですが、ストロング系を飲んだ時だけ変な酔っ払い方をして、トラブルを起こす。 それがずっと気になっていたのです。人たちも、「やっぱりストロング系はヤバいですよね」と気づいている。 お酒の味があまりせず、ジュースのような口当たりなので、女性や若年者がよく飲みます。 今の若い子たちってビールが嫌いな人が多いじゃないですか。だったら飲まなければいいのに、これなら飲む。 お酒を楽しむため

    ストロング系チューハイに薬物依存研究の第一人者がもの申す 「違法薬物でもこんなに乱れることはありません」
  • 郡司 真子 Masako GUNJI on Twitter: "松本俊彦医師からの注意喚起➡︎ 引用 ストロングZEROは危険ドラッグとして規制対象とすべきでは。 500mlを3本飲むと自分を失って暴れる人多数。大抵の違法薬物でもさすがにここまで乱れません。 #ストロングZERO… https://t.co/75iLKx3jUK"

    俊彦医師からの注意喚起➡︎ 引用 ストロングZEROは危険ドラッグとして規制対象とすべきでは。 500mlを3飲むと自分を失って暴れる人多数。大抵の違法薬物でもさすがにここまで乱れません。 #ストロングZERO… https://t.co/75iLKx3jUK

    郡司 真子 Masako GUNJI on Twitter: "松本俊彦医師からの注意喚起➡︎ 引用 ストロングZEROは危険ドラッグとして規制対象とすべきでは。 500mlを3本飲むと自分を失って暴れる人多数。大抵の違法薬物でもさすがにここまで乱れません。 #ストロングZERO… https://t.co/75iLKx3jUK"
  • 10代の薬物依存 40%余はせき止めなど市販薬の乱用 | NHKニュース

    薬局で売られているせき止めなどを「高揚感が得られる」などとして大量に飲み、依存状態になる若者が急増している実態が明らかになりました。薬物依存で治療を受けている10代の患者のうち、40%余りは違法な薬物ではなく、市販の薬を大量に摂取していたことが国の研究機関の調査で分かりました。 今回まとまった調査結果によりますと、去年の時点で薬物の依存や乱用で治療を受けている10代の患者が、主にどういった薬物を使用していたかを調べたところ、せき止めやかぜ薬などの市販薬が41%と最も多かったことが分かりました。 次いで覚醒剤が15%、睡眠薬などが6%となっています。 せき止めなどは、「高揚感が得られる」、「落ち込んだときに気分が楽になる」などとして大量に飲むケースが多いということです。 5年前の2014年の調査では、薬物依存の10代の若者は危険ドラッグを使用するケースがおよそ半数を占めていましたが、最近は危

    10代の薬物依存 40%余はせき止めなど市販薬の乱用 | NHKニュース
  • 逮捕の田代さんに「待ってる仲間、たくさんいるよ」、専門家からは「順調な回復プロセス」との声 - 弁護士ドットコムニュース

    逮捕の田代さんに「待ってる仲間、たくさんいるよ」、専門家からは「順調な回復プロセス」との声 - 弁護士ドットコムニュース
  • BLOGOS サービス終了のお知らせ

    平素は株式会社ライブドアのサービスを ご利用いただきありがとうございます。 提言型ニュースサイト「BLOGOS」は、 2022年5月31日をもちまして、 サービスの提供を終了いたしました。 一部のオリジナル記事につきましては、 livedoorニュース内の 「BLOGOSの記事一覧」からご覧いただけます。 長らくご利用いただき、ありがとうございました。 サービス終了に関するお問い合わせは、 下記までお願いいたします。 お問い合わせ

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  • 「回復を応援できる社会を」 薬物依存症の専門家 松本俊彦さんのメッセージ

    著名人が薬物で逮捕される度に、大きく報道され、仕事への影響や薬物を使った背景が話題になります。しかし、違法薬物の常用は、犯罪であると同時に、薬物依存症という治療が必要な病気の可能性があります。 専門医の立場から依存症の治療に当たってきた国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部長の松俊彦さんに、私たちはどう受け止めたらいいのか、緊急インタビューをしました。 お金持ちの薬 創作活動への影響は?――まずコカインとはどういう薬物なのでしょうか? 薬理作用での分類で言うと、興奮薬です。同じような仲間では、覚醒剤があります。何が違うのかというと、コカインは自然のコカという植物から抽出された成分で、覚醒剤は人工的に作られたものです。 それから覚醒剤に比べると、コカインは作用時間が短いです。パッと効いてすぐ切れてしまう。ただ、それだけに効き目が持続するように追いかけて使わなくちゃならないので、使用頻

    「回復を応援できる社会を」 薬物依存症の専門家 松本俊彦さんのメッセージ
  • 「シャブ山シャブ子」を信じてはいけない | プレジデントオンライン

    テレビドラマ『相棒』に登場した薬物依存症の女性キャラクター「シャブ山シャブ子」が話題を集めている。迫真の演技という評価も多いが、国立精神・神経医療研究センターの松俊彦医師は「啓発運動が繰り返してきた間違ったイメージを再現しており、物の薬物依存症者とは異なる。差別を助長する恐れがある」と指摘する――。 複数の医療関係者から「あのシーン、ヤバいよ」と連絡 この数日間、ネット上で「シャブ山シャブ子」なる奇妙な名前が話題となっています。これは、11月7日放送のテレビ朝日系ドラマ『相棒 Season17』の第4話に登場した中年女性の名前です。 その女性は、番組終盤、忽然と白昼の公園にあらわれ、手にしたハンマーでいきなり刑事を撲殺したのです。殺害後に奇声をあげて高笑いをする姿はあまりにも異様で、多くの視聴者に強烈なインパクトを与えました。 その後、警察の取調室で、その中年女性は場違いかつ年齢不相応

    「シャブ山シャブ子」を信じてはいけない | プレジデントオンライン
  • 第1回 依存症は厳罰主義では解決しない

    薬物依存、とりわけ、覚せい剤の乱用は、現在の日社会におけるひとつの大きな問題だ。 厚生労働省によれば、平成になってからの四半世紀、覚せい剤取締法違反で検挙された人数は時に2万人、近年、減少傾向にあるとはいえ毎年1万人以上を数える。これは、違法薬物の中で圧倒的な1位で、2位の大麻にくらべて常に数倍にのぼる(いずれも輸出入や製造・栽培についての検挙も含まれているので、単純に使用したことで検挙された人の数ではないことには留意)。 社会的な関心も大きい。 例えば、芸能人が、覚せい剤を使って逮捕されたとする。 ワイドショーはもちろん、ニュース番組ですら、時に政治や国際問題よりも多くの時間をさいて伝える。スポーツ紙や週刊誌は、さらに強い関心を寄せるかもしれない。 「転落への道」「心の闇」などといった紋切り型の言葉を使い、「信頼を裏切った」「ファンに申し訳が立たない」と断罪することも多い。 「いち早い

    第1回 依存症は厳罰主義では解決しない