来年2月に営業終了する「西武筑波店」が入居するビル=つくば市吾妻1で2016年8月2日午後4時6分、宮田哲撮影 茨城県つくば市の百貨店「西武筑波店」が来年2月末に閉店する。筑波研究学園都市が成長する中で開店し、住民に親しまれてきたが、大型ショッピングセンター(SC)に客足を奪われるなどして、30年余りの歴史に幕を下ろす。市民らからは「百貨店のない街は寂しい」と惜しむ声がある一方、「時代と合わなくなった」という冷静な見方もあった。閉店後、県内の大型百貨店は、水戸市の京成百貨店のみとなる。【宮田哲、大場あい】 2日に駆け巡った閉店のニュースは市民らに波紋を広げた。「百貨店の包装紙の印象が良いので贈答品を買ってきたが、これからはどこで買えばいいのか。ショックです」。同店を訪れたつくば市春日3の会社員、鈴森由香さん(26)は嘆いた。近くのマンションに住む主婦(49)は「百貨店がある街に住んでいると
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