世間一般レベルでもネット界隈のレベルでも双方にアプローチされてるってことでは、今どき特に貴重な超話題作らしい超話題作「ヱヴァンゲリオン:Q」を観に行って見た。せっかくなので内容を巡ってウェブが荒れているこの流れに乗って見る。ということでの感想と考察。もちろんながら、全面的に内容に触れている。とりあえず上映が終わったあとに客席が低音でどよどよしだすというのはいい体験だと感じたよ。やはり映画は劇場で観るに限る。 まず「いきなりの14年後」だとか、「エヴァに呪われたことでずっと14歳のままに」といった唐突かつ急速な世界観の変貌の発想の理由なんかで面食らわせるところなんだろうが、ちょっと考えればバレバレの実際のエヴァの旧劇場版公開から14年後の2012年現在に繋げるというコンセプトを含ませた話で、「エヴァに呪われている」ってのもジャンルや業界に当てたようなメタフィクショナルなものだろう。新劇場版は