中国の改革・開放は、パンドラの箱か? 風邪薬、オモチャ、練り歯磨き‥‥禁止物質の検出で、世界中で回収騒ぎになっているというのに、今度は肉まんの中身が使い古しの段ボールだった。 国営テレビの記者が潜入して、隠しカメラで動かぬ証拠をとらえた。豚肉と段ボールの割合は4対6と段ボールの方が多い。しかも、段ボールを苛性ソーダに浸けて溶かし、それを包丁で刻んでいる映像もあった。苛性ソーダに触れると皮膚が溶けることは、小学生だって知っている。 そんな劇薬入り肉まんは、毎朝北京市内で売られていた。業者は「普通では気づかない。自分は食べない」と平然という。同業者も怒る。国営テレビも「なんといっていいか」というが、これが明るみにでたのは、度重なる不祥事に政府が動き出したもの、との見方もある。 番組は料理学校の先生にこれを実際に作ってもらった。といっても、苛性ソーダは使わない。段ボールは水に浸して軟らかくして、