大阪府高槻市選挙管理委員会は21日、市内の投票所2カ所で計62人(男30人、女32人)の有権者に、選挙区と比例区の投票用紙を逆に交付していたと発表した。いずれの投票も無効になる可能性が高いという。 高槻市選管によると、午前7時5分ごろ、市立大冠小学校の投票所で、用紙交付係が選挙区と比例区の投票用紙を取り違えて有権者に手渡していることに、庶務担当者が気づいた。既に有権者20人が投票を終えていたという。 報告を受けた市選管が市内の全投票所に確認を指示したところ、午前7時20分ごろ、市立第二中学校の投票所でも交付の誤りが発覚した。既に42人が投票を済ませていたという。 府選管によると、選挙区の投票用紙には選挙区の候補者名を、比例区の投票用紙には政党名か比例名簿にある候補者名を書かなければならない。62人は誤りに気づかずに投票したとみられ、その場合、全員の投票が無効票として扱われる。 高槻