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  • 『対極と爆発 岡本太郎の宇宙 1 全5巻 第1回配本 (ちくま学芸文庫)』(岡本太郎)の感想(4レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ 20世紀を疾走し、屹立した芸術家、岡太郎。その多面的な活躍は大きなセンセーションを巻き起こした。しかし彼の活動の軌跡は、さまざまな断片として人々の記憶にしまわれ、全体像を捉えるのは難しくなってしまった。はたして、岡太郎とは何者だったのか-。いま生誕100年を迎え、遺された著作によって伝説と偶像を解体し、その存在の全貌に迫る、決定版著作集。1巻では「対極」と「爆発」というキーワードを手がかりに、若き日の詩文から、大阪万博参加への決意を記したテクストまで、生涯を貫く思想を掴みだす。

    『対極と爆発 岡本太郎の宇宙 1 全5巻 第1回配本 (ちくま学芸文庫)』(岡本太郎)の感想(4レビュー) - ブクログ
    ygnok
    ygnok 2013/07/04
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  • 『暇と退屈の倫理学』(國分功一郎)の感想(315レビュー) - ブクログ

    「すべての人間は、退屈と闘っているんじゃないか?人間にとって一番つらいのは、もしかして”退屈”なのではないか??」という考えが、用事を済ませてホッとした私が車を運転しているとき、突然降ってきた。 この仮説を「いや、違う」と否定してくれる別の考えは、私には用意できなかった。 これは...もしかして、重大なことに気づいたのかも!! そう思った私は、すぐにネットで「暇 退屈 人間にとって最大の 哲学者」というキーワードをもとに検索。すると、このが出てきた。 読みながら、筆者と読書会?勉強会?をしているような気持ちになる。 「先生、ということは、こういうことですか??」 と、素直な気持ちで質問してみたくなる。 知的好奇心を刺激してくれるだった。また、今まで一度も哲学に興味を持ったことがなかったが、私のように「暇ってなんだろう」「暇と闘う方法」を考えるところから哲学が始まったとか始まらないとかい

    『暇と退屈の倫理学』(國分功一郎)の感想(315レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2013/06/22
    【本棚登録】『暇と退屈の倫理学』國分 功一郎
  • 『ロックンロール・コンフィデンシャル』(小島希里)の感想(2レビュー) - ブクログ

    1959年東京生まれ。翻訳家。訳書として『きれいな絵なんかなかった——こどもの日々、戦争の日々』(ポプラ社)、『ねこのジンジャー』(偕成社)、『ひみつの川』(BL出版)などがある。 「2013年 『新版 自分をまもる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

    『ロックンロール・コンフィデンシャル』(小島希里)の感想(2レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2013/06/08
    【本棚登録】『ロックンロール・コンフィデンシャル』
  • 『CDジャーナルムック ダンス・ドラッグ・ロックンロール ~誰も知らなかった音楽史~』(久保憲司)の感想(5レビュー) - ブクログ

    当事者だから語りえる視点が随所にあって興味深い。ドラッグと音楽性との相関が明瞭に語られていて、それも日ではあまり触れられていない点かなと思います。久保憲司さんだと、以前に出た写真集がとてもよいので、未見の方はぜひどうぞ。

    『CDジャーナルムック ダンス・ドラッグ・ロックンロール ~誰も知らなかった音楽史~』(久保憲司)の感想(5レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2013/02/11
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  • 『スラヴォイ・ジジェク (シリーズ現代思想ガイドブック)』(トニー・マイヤーズ)の感想(9レビュー) - ブクログ

    ジジェクの入門書。 <キー概念> ・ヘーゲルの弁証法。決して解決されない。矛盾は矛盾のまま残る。 ・マルクス主義のイデオロギー概念。ジジェクは社会の上部構造、文化の分析をラカン的な方法で実践。 ・ラカンの精神分析。自我のイメージは想像界において永遠に引き裂かれている。象徴界は言葉の秩序が連鎖する場所。現実界は象徴界の残余。現実界は矛盾が解消されない世界である。主体は現実界と象徴界の境界に位置する。 <主体とは何か> ・ジジェクはコギトが主体の基盤であると主張する。ただし、コギトは空っぽの空間、自分自身から排出された残滓である。象徴秩序は、世界の直接性が消失した後、その代わりになるものであり、主体という空無が埋められる場所である。 ・ジジェクはラカンの精神分析を使ってドイツ観念論を再活性化する。 ・何かの真理はそのものの外部にある。 ・主体の真理は我々の外部にある。 ・我々は常に何かに引き裂

    『スラヴォイ・ジジェク (シリーズ現代思想ガイドブック)』(トニー・マイヤーズ)の感想(9レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2013/02/11
    【本棚登録】『スラヴォイ・ジジェク (シリーズ現代思想ガイドブック)』トニー マイヤーズ
  • 『感性の限界――不合理性・不自由性・不条理性 (講談社現代新書)』(高橋昌一郎)の感想(106レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ 人間はなぜ生きるのか?行動経済学、認知科学、進化生物学、実存哲学まで――愛と自由と死とは何か? 人間の愛は「不合理」なもの?自由だと勝手に信じている人間が実際には「不自由」なのではないか?なぜ人間は生まれて死ななければならないという「不条理」に遭遇しているのか?そもそも、人間とは何か……? ――「行為」「意志」「存在」の限界をテーマに、行動経済学者や認知科学者、進化論者、実存主義者など多様な分野の学者からカント主義者や急進的フェミニスト、会社員、運動選手、大学生も加わり、楽しく深く広い議論を繰り広げる。そこから見えてくる人間の姿とは――。 限界シリーズ第3弾。

    『感性の限界――不合理性・不自由性・不条理性 (講談社現代新書)』(高橋昌一郎)の感想(106レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2013/02/09
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  • 『フーコー―主体という夢:生の権力 (入門・哲学者シリーズ 2)』(貫成人)の感想(9レビュー) - ブクログ

    フーコーとその生きた時代をざっと知るのに適した入門書という趣きだけど、ニーチェの言うルサンチマンについて他の誰が書いた物よりも簡潔に明確に書かれていたテキストを思いがけず見つけたので以下に書いておきたいと思いました。 社会的な弱者などは、勝者や強者に対して、武力や財力、政治力などによって勝つことはできない。そのとき敗者や弱者はどう思うか。自分達は何をしても彼らには勝てない。だが勝者や強者は彼らに何も危害を加えていない自分達敗者や弱者をひどい目に遭わせている。だから彼らは悪者である。つまりそれに対して自分達弱者や敗者は善だ、と考えるだろう。こうしてニーチェによれば、善悪とは弱者や敗者が、強者や勝者に対して悪というレッテルを貼り、その反対に位置するものとして自分達を善と位置付けることによって生まれるものであることになる。その根底には、弱者や敗者が強者や勝者に対して、武力や財力などのほかのどの手

    『フーコー―主体という夢:生の権力 (入門・哲学者シリーズ 2)』(貫成人)の感想(9レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2013/02/05
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  • 『ロバートキャンベルの小説家神髄 現代作家6人との対話』(ロバート・キャンベル)の感想(14レビュー) - ブクログ

    文学者(?)のロバート・キャンベル氏が新進気鋭の作家6人との対話をまとめたものだ。その6人とは 道尾秀介、江國香織、朝吹真理子、和田竜、朝井リョウ、桐野夏生 である。私はこの中で桐野夏生氏しか知らなかった。それも一作品「東京島」でだけである。そして今回気づいたのは和田竜が「のぼうの城」の原作者だということだ。さらに今話題の「村上海賊の娘」が彼の作品だ。昨年の屋大賞に選ばれた小説である。 桐野氏を除けば、ロバート氏は若手作家の創作の動向を引き出したかったのだろうと思う。それぞれ個性的で自分の創作テーマを語っており、それを聞き出すロバート氏はさすがだと思った。 中でも私が注目したのは和田竜氏であった。歴史小説を書きたいそうだが、既に話題作を提供している。ぜひ彼の作品を読んでみたくなった。

    『ロバートキャンベルの小説家神髄 現代作家6人との対話』(ロバート・キャンベル)の感想(14レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2013/01/20
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  • 『もういちど生まれる』(朝井リョウ)の感想(329レビュー) - ブクログ

    苦手な仕事に疲れ切った帰り道、ふと見つけたケーキ屋さんのショーケースの中で 煌めきながら、おいでおいで♪ と手招きしているケーキやタルトのように (ああ、ちっとも朝井さん風にならないのが悲しい、この表現。。。) やっぱり大好きです、朝井リョウさんの比喩。 青臭い、少女趣味だ、との批判も多いようですが、だって当に若いんだし♪ 健やかな細胞が分裂するたびに、ぷるんと湧き出るようなみずみずしい比喩を 保湿化粧品が手放せない私みたいな読者のためにも、生み出し続けてほしいものです。 大学生、予備校生、専門学校生と、20歳を迎える5人の男女が 今いる場所に不安を抱え、ましてや予測もつかない未来には怯えすら抱きながら イマドキの若者らしいさりげなさを身に纏ってもがく、いとおしい日々。 自己嫌悪の塊になっている自分を眩しく見つめてくれている人に気付かなかったり、 天賦の才能で何でもスマートにこなす魔法使

    『もういちど生まれる』(朝井リョウ)の感想(329レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2013/01/20
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  • 『松岡正剛千夜千冊(第7巻)』(松岡正剛)の感想 - ブクログ

    一九四四年、京都府生まれ。編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。一九七〇年代、工作舎を設立し『遊』を創刊。一九八〇年代、人間の思想や創造性に関わる総合的な方法論として″編集工学〟を提唱し、現在まで、日・経済・物語文化、自然・生命科学、宇宙物理、デザイン、意匠図像、文字世界等の研究を深め、その成果をプロジェクトの監修や総合演出、企画構成、メディアプロデュース等で展開。二〇〇〇年、ブックアーカイブ「千夜千冊」の執筆をスタート、古今東西の知を紹介する。同時に、編集工学をカリキュラム化した「イシス編集学校」を創設。二〇〇九~一二年、丸善店内にショップ・イン・ショップ「松丸舗」をプロデュース、読者体験の可能性を広げる″ブックウエア構想〟を実践する。近著に『松丸舗主義』『連塾方法日1~3』『意身伝心』。 「2016年 『アートエリアB1 5周年記念記録集 上方遊歩46景』 で使われていた紹介

    『松岡正剛千夜千冊(第7巻)』(松岡正剛)の感想 - ブクログ
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    ygnok 2013/01/14
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  • 『松岡正剛千夜千冊 (1)』(松岡正剛)の感想(9レビュー) - ブクログ

    第1巻「遠くからとどく声」20130924 ようやく1巻目。あと何巻あるんだっけw。お昼休みで読むのは限界があるよ。。国内外問わず、知っているも知らないもあって、それに松岡正剛が解説、というか語っていく。実はを読んでも、作家のことまで知ろうとしていなかったので、この切り口が面白かった。 第2巻「と量子が見ている」20131022 2巻終了。ちょっとでも興味のあるところ、面白そうなのところを読んでいくようにしました。イシス編集学校からも言われたしw。この巻は科学系のお話でしたけど、やっぱり宇宙とか、そういうのは面白い。ケプラーにしろファラデーにしろ、読めば面白いんでしょうね、心に余裕があればw。 第3巻「脳と心の編集学校」20131119 ここまでで一番面白かった。白川静やら米原さんとかルロワ=グーランとか。読んだものもいくつか。というか宮城谷さんの作品を読んでみたくなった。すごく。

    『松岡正剛千夜千冊 (1)』(松岡正剛)の感想(9レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2013/01/14
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  • 『脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)』(池谷裕二)の感想(71レビュー) - ブクログ

    脳の話あれこれ。 私って…と悩んでいたあれもこれも、実は脳の特性だったんだ!というお話。 ほっとしたような、問題は何も解決していないような複雑な気持ち。 自分の体の中のことなのに分かっていないことのなんと多いことか。 まだまだこんなにたくさんの不思議がある世界に生きているんだからマンネリなんて感じている場合じゃない! と、嬉しい気持ちになった。

    『脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)』(池谷裕二)の感想(71レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2013/01/11
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  • 『勝手にふるえてろ』(綿矢りさ)の感想(703レビュー) - ブクログ

    ああ恋愛してた頃って こんな感じだったなあ ・・・ 片思いの相手と自分を 好きでいてくれる相手、 私ならどちらを選ぶの だろう? 素直になれなかったり 急に冷めたり熱したり、 それにしても女心って 面倒くさい。 そしてこんなこじらせ 女子に共感しまくる私、 大丈夫なのか(汗 いやはや、けっきょく つまるところ、 愛するより愛されたい んですよね。

    『勝手にふるえてろ』(綿矢りさ)の感想(703レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2012/09/30
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  • 『恋する原発』(高橋源一郎)の感想(76レビュー) - ブクログ

    ただのエロい、訳のわからない文章の塊なんかじゃない。 世の中不自然なものだらけ。どうしてみんな東日大震災の後にはボランティアしよう、寄付しようって動いたの?どうしてハイチの地震や公害の被害者、原爆被害者…のためには手を差し伸べなかったの? それは、『なにもやらないと不安で仕方ないからだ。』 連携がすべて良いわけではない。連携したことで生み出してきた悪もまた、ある。 何十年も揺れ続けてきた日の社会。それを見て見ぬふりしてきた私たち。自分たちが生きてる間だけもてばいい、どこかでそう思いながら。 当の今の日をつくってきたのは、歴史の教科書になんて絶対載らないようなことばかり。 どうして靖国神社には英霊だけが祀られてるの?英雄と呼ばれるにふさわしい人、日のために犠牲になってきた人はいくらでもいる。 シンプルにすればいくらでもなるはずの文章だけど、この小説にはエロさが欠かせない。小説ってこ

    『恋する原発』(高橋源一郎)の感想(76レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2012/09/30
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  • 『ふがいない僕は空を見た』(窪美澄)の感想(1058レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ これって性欲?でも、それだけじゃないはず。高校一年、斉藤卓巳。ずっと好きだったクラスメートに告白されても、頭の中はコミケで出会った主婦、あんずのことでいっぱい。団地で暮らす同級生、助産院をいとなむお母さん…16歳のやりきれない思いは周りの人たちに波紋を広げ、彼らの生きかたまでも変えていく。第8回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞受賞、嫉妬、感傷、愛着、僕らをゆさぶる衝動をまばゆくさらけだすデビュー作。

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    ygnok 2012/09/09
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  • 『リバティーンズ物語 ピート・ドハーティとカール・バラーの悪徳の栄え (P‐Vine BOOKs)』(ピート・ウェルシュ)の感想(1レビュー) - ブクログ

    関わった人数分のストーリーが生まれるのは当然だろう。だから真実は分からないけど彼等が当時何をして、何を考えていたのか分かった上でもう一度彼等のPVや2枚のアルバムを振り返ってみるのは、リバティーンズがあの短期間の活動で何を伝えようとしたのか理解するには必要だろう。

    『リバティーンズ物語 ピート・ドハーティとカール・バラーの悪徳の栄え (P‐Vine BOOKs)』(ピート・ウェルシュ)の感想(1レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2012/06/09
    【本棚登録】『リバティーンズ物語 ピート・ドハーティとカール・バラーの悪徳の栄え (P‐Vine BOOKs)』ピート・ウェルシュ
  • 『響きの科楽』(ジョン・パウエル)の感想(25レビュー) - ブクログ

    科学サイドからの音楽へのアプローチを、物理学者・音楽家の筆者が軽妙な語り口で解説する音楽に関するってなると、歴史だったり音楽理論だったりという印象。こういう切り口のは自分には新鮮に感じました。 楽器によって音が違う、同じ音を2台の楽器で鳴らしても音量は2倍にはならない(デシベル表記って、マグニチュードに似てるなぁ。。)、作曲にも勘所があること、などなど面白い情報が得られます。 ちょっと専門的で長く感じる箇所もありましたが、著者のユーモアと図解である程度カバーされているかなと。 編最終章の「最後に」で書かれている文章も素敵で、新しい音楽の世界に飛び込んでみようと思わせてくれます。引用しますと… 「音楽を聴くいつものパターンを少し変えて、新しいジャンルの音楽をまっさらな気持ちで試してみよう。(中略)鑑賞する音楽のジャンルを広げることは、人生の喜びの量を増やす簡単な方法のひとつなのだ

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    ygnok 2012/03/02
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  • 『門 (新潮文庫)』(夏目漱石)の感想(274レビュー) - ブクログ

    主人公、宗助は、大学生の時、親友の安井を裏切り、そのであった御米と結ばれた。そのような罪を犯した負い目から、大学も卒業出来ず、親元に帰ることも出来ず、親の遺産相続も叔父の意に任せ、と二人、隠れるように、地味に、倹しく暮していた。 叔父の死により、弟小六の学費を打ち切られても、積極的解決に乗り出すこともなく、諦めの中に暮している。 そんな中、ひょんなことから裏に住んでいる家主の坂井から、安井の消息を聞かされ、心を乱し、救いを求めて、禅門を潜るが、何日かの修行の結果分かったことは、 「彼は門を通る人ではなかった。又、門を通らないで済む人でもなかった。要するに、彼は門の下に立ち竦んで、日の暮れるのを待つべき不幸な人であった。」 ということ。 要するに、宗助は優柔不断なのだ。安井を裏切ったとき以来の、御米との隠れるような暮らしの中でも、父親の遺産相続についての叔父との話し合いでも、小六の学費に

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    ygnok 2012/02/28
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  • 『ニキの屈辱』(山崎ナオコーラ)の感想(197レビュー) - ブクログ

    図書館より。 山崎ナオコーラさんは前々から気になってたけど読むのは初。 若手写真家のニキと、そのアシスタント加賀美くんのお話。 シーンからシーンへの移り方が、映画みたいだなと思った。1行だけの余白のあとにさらっと違うシーンに変わる感じ。 山崎さんの「人のセックスを笑うな」は映画は観たけど小説は読んでなくて、想像だけど、たぶん小説の通りにあの映画はできてるんじゃないかとこの小説を読んで思った。 主人公・ニキの、オンナだからって甘く見られたくないという思いが強すぎて逆にオンナであることを過剰に意識してしまう感じがとても痛々しい。 でも今現在の社会は良くも悪くも「女であること」が特別視される場面がまだまだあるわけで、プライドだけではどうにもならない。 そんな普段は強がりなニキでも、加賀美くんの前でだけは少し違う。 誰かを好きになって、それが初めての恋愛なら尚更だけど、自分の感情にばかり焦点を当て

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    ygnok 2012/02/25
    【本棚登録】『ニキの屈辱』山崎 ナオコーラ
  • 『長い終わりが始まる』(山崎ナオコーラ)の感想(160レビュー) - ブクログ

    図書館より。 大学4年の小笠原(23歳女子)はマンドリンサークルで活動している。 小笠原の目には、サークル仲間のほとんどは「友だちを作るため」とか「思い出作りのため」にチャラチャラとサークル活動をしているようにしか映らないが、自分はあくまで芸術のために活動しているという自負がある。楽器に対する勘も悪くないと思っている。それなのにサークルの中で上の立場にはつけないことを不満に思っている。 そして同じサークル仲間で4年の田中(22歳男子)はきっと自分と同じだと思い、小笠原は田中に好意を抱いていたが…。 私は団体でやる部活やサークルで活動した経験はないけれど、たぶんこの小説、すごくリアルなんじゃないかと思う。 とくに大学のサークルともなると、目的や真剣さも人それぞれかなり温度差があるだろうし、活動していく中で仲間同士ぶつかったり、「あの人が気にくわない」「あいつより自分の方が上手いのにどうして」

    『長い終わりが始まる』(山崎ナオコーラ)の感想(160レビュー) - ブクログ
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    ygnok 2012/02/25
    【本棚登録】『長い終わりが始まる』山崎 ナオコーラ