写真表現の面白さに「露出のコントロール」がある。絞りを開いて思いきりボカしてみたり、絞り込んで広い範囲にピントを合わせてみたり、シャッタースピードを速くしてみたり遅くしてみたり。コンパクトデジカメだと設定できる範囲も狭いけれども、一眼レフならその気になれば結構遊べるのだ。 今回は「スローシャッター」で遊んでみる。 夜のスローシャッター スローシャッターといえばまずは夜景。 こんな写真を撮ってみるわけだ。 これは望遠レンズを使い、15秒のシャッタースピードで撮った夜景。空に見えている光の軌跡は、羽田空港を飛び立った旅客機のものだ。15秒もかけたおかげでこんな軌跡を撮れるのである。 では長時間露光夜景の基本。 欠かせないのはもちろん三脚。できれば、ちょっと値がはるかもしれないけれど、重くて頑丈なものがいい。何秒もの間シャッターを開き続けるので、ほんのちょっとの振動や風でブレが映り込んでしまう。
![第116回 一眼レフとスローシャッターの関係](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/02557d81beb6772a1a58ebefb50805b34c3bd107/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Flifestyle%2Farticles%2F0905%2F28%2Fl_hi_P1010316.jpg)