衝撃の引退劇――世界のミヤザキの原点 『風の谷のナウシカ』から『千と千尋の神隠し』まで、十二年間に及ぶロングインタビューで、天才・宮崎駿の発想の“源泉”を探る。 担当編集者より 今年九月に突然、長編アニメーション映画からの引退を発表した宮崎駿監督。 その宮崎監督が『風の谷のナウシカ』から『千と千尋の神隠し』までの作品について、渋谷陽一氏のインタビューに答えて、自らの言葉で歴史観や人生観にまで踏み込みながら真正面から語ったのが、本書です。資料的な価値という意味で完全保存版であることは言うまでもありませんが、本書を読むと、 今回の引退劇に至る伏線のみならず、実は今後の宮崎監督の行動を占うヒントまでもが隠されていることに気づかされます。(HI)