はじめに プログラマがソフトウェアを作るとユーザがつきます。ユーザがそのソフトウェアを使っていて何らかの問題が発生すると「このソフトはバグってる、直して!」と言われることがままあります。それに対して「いや、仕様だから」と突っぱねられることがあります。その後お互いの意見が「バグだ!」「いいや仕様だ!」と平行線になってお互いモヤモヤのまま終わるというのはよくある話です。 なぜこういうことが起きるかというと、原因の一つは「問題」イコール「バグ」という短絡的な考え方です。とくにソフトウェアを作ったり使ったりした経験が浅い人がこうなる傾向があると推測しています。このような食い違いは「要件」「仕様」と「実装」という言葉の意味を理解していればある程度解決できます。本書はこれらの用語について実例を挙げて簡単に紹介します。 注意点 本記事では要件や仕様を定義することが前提となっていますが、とくにユーザと開発
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