米ニューヨークの国連本部でAFPの取材に応じるザイナブ・バングーラ国連事務総長特別代表。(2015年6月8日撮影)。(c)AFP/KENA BETANCUR 【6月9日 AFP】イラクとシリアでイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」に拉致された10代の少女たちが奴隷市場で売られていると国連(UN)事務総長特別代表が報告した。少女たちは、わずか「たばこ1箱」で取引されることもあるという。 ザイナブ・バングーラ(Zainab Bangura)国連事務総長特別代表(紛争下の性的暴力担当)は、今年4月にイラクとシリアを訪れて以来、ISの戦闘員による悲惨な性暴力の問題に取り組んでいる。 バングーラ特別代表は、ISが制圧した地域から逃れた女性や少女たちと話をしたり、地元の宗教的、政治的指導者と会談したり、トルコやレバノン、ヨルダンで暮らす難民の元を訪れたりしてきた。 IS