東日本の鉄道各社が電車内の優先席付近で携帯電話の電源を切るよう求めている規制ルールについて、JR東日本が10月から、混雑時を除いて「電源オフ」は求めないとルールを緩和する。同社のほか、同様のルールを定めている関東、東北、甲信越の計36の鉄道事業者も足並みをそろえる。現行ルールをめぐっては、医師や心臓ペースメーカーの利用者団体が「機器に影響はない」と患者に冷静な対応を訴えてきた。ただ、緩和に当たっては「患者への安全性の周知が十分でない」として、患者の混乱を懸念する声もあり、周知徹底が課題となっている。 関西では先駆けて緩和現行ルールは、携帯電話から出る電波が心臓ペースメーカーなど医療機器に影響を及ぼす恐れがあるとの理由から定められた。JR東によると、ルールは規則として明文化されているわけではなく、「乗客にお願い」していたという。 総務省などによると、現行ルールの根拠は、有識者や業界団体などで
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