少女アンジェは夢を見ていた 少年ベルントは焦っていた 静かな森にある1つの明かり それはあまい、あまい お菓子の家だった――。 先日のホラーゲーム特集でとりあげた『クロエのレクイエム』。その制作者ブリキの時計氏の新作『幻想乙女のおかしな隠れ家』が公開されたので紹介しよう。 それはお菓子の家を舞台にしたグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」を彷彿とさせるような物語だ。 タイトル画面の主人公アンジェはなぜこんなに悲しい顔をしているのだろう… お菓子の家でおきるおかしな出来事 吸血鬼が村人を滅ぼす伝説が伝わる村。主人公のアンジェは幼なじみのベルントと森の中にある隠れ家を訪れる…。そこはお菓子の家。大人たちのいないところで、開放感に浸る2人。そんなアンジェの前に妖精や死んだはずの友人「シンシア」の幽霊が現れる。 アンジェとベルント。描き下ろしのグラフィックが綺麗だ。クオリティの高いグラフィックと雰囲気