宇宙飛行士の油井亀美也(ゆい・きみや)さん(45)が23日、ロシアのソユーズ宇宙船に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)へ向け出発する。日本人初のパイロット出身で、航空自衛隊で磨いた技術やチームワークへの評価は非常に高い。日本の飛行士の新たな時代を担うエースとしての期待が集まる。 油井さんは平成21年に宇宙飛行士候補に選ばれ、今回が初飛行。自衛隊時代から卓越した能力で注目されていた逸材だ。 テストパイロットだった約10年前、乗り慣れたF15戦闘機ではなく、F2の操縦訓練をしていたときに機体が突然、制御不能になる緊急事態が発生した。パニックに陥ることが多いが、油井さんは全く動じず、後部席にいた教官の指示を受けることもなく機体を回復させた。 指導した空自飛行実験群司令の柴谷敏文さん(53)は「冷静な判断は教育してすぐできるものではない。大した人だと強く印象に残っている」と話す。 こうした経験
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