主要争点だった憲法改正のスタンスを明示できなかったため、有権者の支持を得られなかったなどと指摘している。近く開かれる参院選選挙対策会議などを踏まえ、9月3日の常任幹事会で正式決定する方針だ。 総括文書は、〈1〉選挙の概要〈2〉検証課題と総括点〈3〉再生への課題と取り組み――で構成。参院選の前哨戦となった6月の東京都議選で第4党に転落する惨敗を喫したことも含め、「自公共の勝利ではなく民主党の敗北」と位置づけた。 参院選の政策検証では、憲法問題で、改正手続きを定めた96条の先行改正反対を打ち出したが、9条改正などを巡る本質的な議論には踏み込まなかったことで、主張が曖昧だったと指摘。今後、党の考え方をまとめていくことを示した。