いま中国・韓国への批判本や雑誌記事が売れるのは、朝日新聞が歪んだ反日的報道を繰り返してきたからだ──そう指摘した本誌記事が反響を呼んでいる。外国に日本が悪いと告げ口する朝日の「ご注進報道」はどこまでエスカレートするのか。 そもそも慰安婦問題も、朝日の記者がわざわざ出かけていって、強制性の有無という観点からは信ぴょう性に欠けると言わざるを得ない証言を掘り出したものだった。そして現在、東南アジアの慰安婦たちを探すことで、さらに朝日は問題を拡大しようとしている。 こういった朝日の報道について識者はどう見るのか。上智大学文学部新聞学科の碓井広義教授(メディア論)はこう批判する。 「ここ1年の朝日の報道を振り返ると、刺激的な言葉じりをとらえてフレームアップし、海外のメディアがその報道を受けて報じ、さらに海外の反応はこうだと報じる姿勢が強まっている。こういう報道姿勢はマッチポンプのそしりを免れない。“