今年4月の統一地方選の特徴をひとことで表せば、「女性の躍進」といえるのではないか。とりわけ後半戦の4月26日には、多くの"美人議員"が誕生し、話題をさらった。 北区でトップ当選した「筆談ホステス」 その中でもっとも話題となったのは、東京都北区の区議会議員選挙で当選した「筆談ホステス」こと斎藤里恵氏だろう。その人生は波瀾万丈だ。1歳10カ月で髄膜炎のために聴力を失い、思春期は非行に走って「青森一の不良娘」といわれたほど。数々の接客業を経て夜の銀座に進出すると、「筆談するホステス」として話題になり、2009年には著書「筆談ホステス」を上梓。テレビドラマ化されもした。 2010年にはシングルマザーのままでハワイで女児を出産し、2015年2月に区議選に出馬を表明する。出馬には日本を元気にする会代表の松田公太参院議員の特別の「引き」があったとされ、「ホステス時代に松田氏が客として通っていた」と囁かれ