史上初となる米朝首脳会談が近く開催される見通しとなる中、アメリカの一部メディアは、トランプ大統領が韓国に駐留するアメリカ軍の縮小に向けた選択肢を準備するよう国防総省に指示したと伝えました。 その一方で、この指示は、来月上旬までに開かれる見通しの米朝首脳会談の交渉材料にすることを意図したものではないとしています。またトランプ大統領は、在韓米軍の一部撤退を決意していて、その理由としては、維持にかかる費用が見合っていないこと、数十年にわたる軍事的プレゼンスが、北朝鮮が核の脅威となることを食い止められなかったことなどを挙げています。 一方でトランプ大統領のこうした指示が、韓国や日本との同盟関係に与える影響を懸念する国防総省などの当局者を慌てさせているということです。 マティス国防長官は先月、記者団に対し、「今は北朝鮮との交渉に向けた手続きを進めなければならず、いかなる前提条件も予断も持つべきではな