老舗模型メーカーの童友社が、「接着剤不要」「塗装済み」のプラモデルに積極的だ。彩色済みキットとしては「東京スカイツリー」「東京タワー」を発売していたが、それらの製品よりパーツ数を抑え、1,980円という低価格で買いやすくした「かんたんプラモデル」シリーズをリリース。 そして、6月に発売となった「かんたんプラモデル 大阪城」は、このシリーズのために金型を新規に起こした、意欲的な製品だ。童友社といえば、何十年も前からお城のプラモデルで知られている。いわば、得意ジャンルで「接着剤不要」「塗装済み」プラモデルを開発したわけだが、その裏にはどんな経緯があったのだろう? 童友社・代表取締役社長の内田宗宏さんに、お話をうかがった。 お城のプラモデルは、結局、誰が買っているのか!? ── 童友社さんは昔から、お城のプラモデル(日本の名城シリーズ)をたくさん発売していますよね。 内田 弊社のプラモデルは、漫