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2020年7月5日のブックマーク (3件)

  • お弁当工場にて

    都会の列車はどこまで行っても高いビルの間をすり抜けるようにして走ります。清潔な摩天楼の小部屋の一つ一つには、きちんとした服を着た有能そうな人々が納められているのが見えます。そんな建物が無数にあって、そんな人々が無数にいることを想像すると気が遠くなってきます。 私によくなじんだ車窓からの眺めとは、駅と駅との長い間隔の間に広がるぼうぼうの木と原っぱ、そして遠くにときどき見える謎めいた工場のことです。 世の中には人間の種類を二分する様々な基準が存在しています。ある特徴を有しているかいないかでまるで違った人間になってしまうことがよくあります。ここでの特徴とは、身体的な特徴ではなく精神的なものです。 私は、工場で働いたことがあるか・ないかという基準をここに提唱したいと思います。 今、私の周りにいる人のほとんどは、工場で働いたことがないと言います。 比較的都会の比較的裕福な家庭に生まれ育ち、比較的高い

    お弁当工場にて
  • 篠田真由美お仕事日誌

    神代教授の日常と謎、の2冊目。『桜の園』 こちらの表題作の舞台モデルは、かつて講談社社の敷地内にあった洋館です。田中芳樹さんとかが缶詰にされたとか、幽霊話があるとかで、自分も『桜井京介 館を行く』で見学記を書きましたが、こちらは小説に登場するので少し規模を拡大してあります。 「花の形見に」は、講談社からも遠からぬ鳩山邸がモデルです。こちらは健在で見学可能です。 神代宗の実家、門前仲町の老舗せんべい屋藍川家の事情も少しずつ絡んできます。こちらは特定のモデルはありません。宗の生みの母については、ここでいろいろ考えた分、この後書いた『黄昏にたたずむ君は』に繋がりました。前の世代、その親とさかのぼっていくと、案外簡単に戦前にたどりつきます。普段意識しない祖先が、ふいと浮かび上がってくるのは不思議な感じです。 神代教授の日常と謎はこの後角川でノベルズ化され、そのときはしかくのさんのイラストは使わな

  • 博多あかちょこべ 人気メニュー「もつずぼらうどん」と「元祖キーマカレーうどん」を食べた感想【古式胚芽うどん】 - イギーとポル 福岡グルメ

    カレーうどんをべる機会って普通のうどんをべる機会と比べると、どうしても二の次、三の次になりませんか? 実際に僕もそうなのですが、たまーにカレーうどんを無性にべたくなる時があります、そのたまーにの時は絶対美味しいやつをべたいんですよね…………。 どぉ~もぉ~ポルです ヽ(^o^)丿 博多あかちょこべ 今回おすすめするうどん店は福岡市博多区冷泉町にある『博多あかちょこべ(古式胚芽うどんと心地酔い処)』です。 お昼はうどん店で、夕方からは居酒屋さんになります。 カレーうどんをべたいな!と思って色々調べていたら、たまたま『あかちょこべ』を発見! 『あかちょこべ』の情報を見てみるとべた方の評判も良いですが、知れば知るほどツッコミどころ満載の素敵なお店だという事がわかりました。 あかちょこべとは? んっ? " あかちょこべ "って?何? (゚д゚)!? 福岡県民の僕もどういう意味か知りませ

    博多あかちょこべ 人気メニュー「もつずぼらうどん」と「元祖キーマカレーうどん」を食べた感想【古式胚芽うどん】 - イギーとポル 福岡グルメ