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太陽観測衛星「ひので」がX線でとらえた今年3月の太陽。活動が低く、暗い部分が多い=国立天文台提供 太陽の活動が200年ぶりの低水準にまで落ち込んでいる。これまでのパターンだと再来年には活動の極大期を迎えるはずなのに、活発さの指標となる黒点がほとんど現れない。研究者も「このままだと地球はミニ氷河期に入る可能性がある」と慌て始めた。国立天文台は今月下旬に研究者を集めた検討会を開く。 太陽の活動は約11年周期で活発になったり、静穏になったりというパターンを繰り返している。活動ぶりの指標が表面にシミのように見える黒点。黒点の周辺では爆発現象が多く起こり、黒点が多いほど、太陽の活動が活発だ。 ところが、デンマークの太陽黒点数データセンターによると、黒点の多さを表す「相対数」は08年が2.9で、過去100年で1913年の1.4に次ぐ2番目の少なさだった。今年はさらに減り、4月までの暫定値が1.2
文化 サハリン先住民族「ニグマー」、文字化に着手 ウイルタの叙事詩 北大 (06/02 08:06) 伝承者が途絶えたロシア・サハリン州の先住民族ウイルタの英雄叙事詩「ニグマー」を後世に伝えようと、北大がウイルタ語を話す女性3人を同州から招き、文字化する作業を始めた。戦後、同州から道内に移住したウイルタの血を引く女性から、1975年に採録したテープを使う。ウイルタ語の原文に日本語、ロシア語の訳を付けて本年度内の刊行を目指す。 ニグマーは、アイヌ民族の「ユーカラ」に当たる重要な口承物語。テープには、人間の男性と「上」の世界から来た女性の間に生まれた男の子シーグーニが、多くの魔物と戦って両親の元に戻る話が録音されている。47年に道内に移住し、85年に釧路市で亡くなったウイルタの血を引く佐藤チヨさんから、北大の池上二良(じろう)名誉教授(言語学)が聞き取った、4時間半を超える長編だ。 録音
雌阿寒岳の山頂で、昨年11月に噴火したポンマチネシリ火口(右奥)やその周辺の状態を説明する笠原北大名誉教授 【足寄】十勝管内足寄町の雌阿寒岳(1499メートル)で、火山・地質学者の説明を聞きながら山頂を目指す、初の山開き登山「愉快・汗感火山塾」(足寄町主催)が1日、開かれた。同岳は昨年11月に噴火し、4月に火口周辺警報が解除されたばかり。参加者は火口から水蒸気を上げる活火山の様子や噴火の歴史を学んだ。 道内各地の登山愛好者ら40人が参加。道立地質研究所の広瀬亘研究職員が途中5カ所で「約2千年前の大噴火の溶岩が川をせき止め、オンネトーができた」「2006年の噴火で山が5センチ広がった」「火薬原料としてかつて火口から硫黄を産出していた」などと紹介。 山頂では、雌阿寒岳を37年研究している笠原稔北大名誉教授(地球物理学)が、昨年11月に噴火したポンマチネシリ火口を見ながら「硫化水素や亜硫酸ガス
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