ヘレナ・ボナム・カーターを観すぎてなんだか大竹しのぶに見えてきました。目の表情が似ているのでしょうか。 映画のほうは3Dのせいか意外と内容はアッサリしていて(構図的にはマッチョですが)、90分で二本立てとかやっていた時代をなんとなく思い出しました。3Dで二時間以上見続けるのはつらいので、長大化の流れが逆転するかもしれませんね。 で、図書館で真っ赤に異彩を放っていたニコラス・ハンフリーの「赤を見る」を読んでみました。 ハンフリーの主張のポイントは以前から一貫しています。 1.知覚と感覚は別のものである 2.意識は感覚から生まれた 大きくいってこの2点。 この本ではどちらかというと1番目に関する傍証に力点が置かれているようです。 特に興味深かったのが、「盲視」に関する記述。 「盲視」とは、脳のある部分に損傷を受け、学術的には視力が「ない」にも関わらず、「視えている」かのような行動が可能なケース