ブックマーク / yosyan.hatenablog.com (5)

  • 子供の交通事故統計と自殺統計 - 新小児科医のつぶやき

    「もう統計は見たくない」の声もあるかと思いますが、ここまで統計物を続けたので子供の交通事故もまとめて見ます。ソースは人口動態統計の死亡統計からで、1997年度から2010年度までの14年間の集計です。今週の流れですから「交通事故交通事故死」です。 ■事故総数 とりあえず実数の変化です。 これも恒例の年齢階級での人口10万人対の発生率のグラフです。 14-19歳が突出して多いので、それ以下の年齢層のグラフを示します。 実数と発生率の表です。 * 実数 発生率 1997 2010 1997 2010 子供総数 1639 446 6.04 1.96 0歳 24 9 2.02 0.87 1-4歳 146 44 3.10 1.04 5-9歳 163 56 2.63 1.01 10-14歳 98 45 1.38 0.76 15-19歳 1208 292 15.21 4.84 14年間で7割ぐらい

    子供の交通事故統計と自殺統計 - 新小児科医のつぶやき
  • 子供の自殺統計 - 新小児科医のつぶやき

    イジメ自殺について書こうと思ったのですが、これは下手に論を立てると炎上必至のアドバイスが某所にあり、これはやめます。プロットは立てていたのですが、確かに何を書いても誰かが猛反発しそうですし、それを招かないようにフンワリ書いたら毒にもクスリにもならないものになるのは確実です。そこでと言うわけではありませんが、下調べのつもりだった子供の自殺統計だけまとめておく事にします。 ■人口動態統計 人口動態統計の死因の定義ですがいばらき統計情報ネットーワークより、 死因の統計は死亡診断書に基づき作成するが,死亡診断書に2つ以上の死因が記載されている場合は,統計表章のため1つの死因を選択しなければならない。死因の選択にあたっては,医師の死亡診断書への記載に従って,原死因(直接に死亡を引き起こした一連の事象の起因となった疾病もしくは損傷であり,死亡診断書が正しく記載されている場合には,?欄の最下欄に記載され

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  • 札幌の産科救急を東京レベルに - 新小児科医のつぶやき

    7/30付け北海道新聞より、 昨年の救急搬送 妊婦受け入れ拒否14% 札幌市消防局 札幌市消防局が自宅などから産婦人科の患者を救急搬送する際、医療機関に受け入れを断られたケースが、昨年一年間で全体の14%の九十七件に上っていたことが二十九日、分かった。市内の十代の妊婦が十四回拒否された後、市内の病院で出産した例も。札幌市産婦人科医会が市の二次救急体制から撤退し、十月から夜間の救急患者を受け持つ当番病院制度がなくなる見通しで、同局は「受け入れ先を見つけるのがますます困難になる」と懸念している。 救急隊は患者の元に到着後、《1》かかりつけ医か患者の希望する病院《2》当番病院か近くの病院−の順で受け入れ先を探す。市消防局救急課によると、二〇〇六年以前の統計はないが、産婦人科医の減少を背景に受け入れ先の確保が難しくなる傾向にあるという。 昨年、救急隊が現場から産婦人科医療機関に運んだ七百七件のうち

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  • 産科休止率一覧表 - 新小児科医のつぶやき

    昨日は当分表は作らないと固く心に誓ったはずなのですが、性懲りもなく今日も表とマップに悪戦苦闘します。産科休止施設は勤務医開業 つれづれ日記■【産科 休止一覧 5 】 日全国 今後の崩壊予定からで、このうち休止施設と縮小・休診予定施設を対象に一覧表を作ります。元の施設数は2005.12.1での分娩施設を調査した全国周産期医療データベースに関する実態調査の結果報告にある分娩取り扱い施設数及び常勤医師数のデータです。 ここでお断りしておかないといけないのは、診療所数については増減の情報が無く、基的に2005.12.1情報のままです。またどこかで病院産科が増えたケースもあるかもしれませんが、これについても情報不足で不明です。さらに病院と言っても基幹病院から一人医長でホソボソまであるでしょうし、病院数と診療所数のバランスも都道府県ごとに事情が違います。それでも病院産科は一般に地域の基幹病院の性格

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  • デスマーチ・プロジェクト - 新小児科医のつぶやき

    昨日福島事件の第1回公判が行われ、何か書こうと思っていたのですが、さすがに去年最大の歴史的大事件だけあって、あちこちに書きたいことが書き尽くされています。情報的には報道経由以上の内容は無いようでしたが、マスコミの「過失である」とのバイアスがかかった記事に強烈に咬みつかれていました。二番煎じ、三番煎じをするにも今朝の時点では出がらしもいいところなので、もう少し医師側からの情報が出てきたらエントリーしてみようと思います。それにしてもさすがにこの事件への反応は敏活ですね。 今日は昨日見つけたブログを紹介したいと思います。書かれているのはIT技術者で、これが医療関係者以外と思えないぐらいの医療危機への的確な分析がなされています。あまり簡潔明瞭さと理解の深さに驚かされたので、皆様にも是非ご一読頂きたいと思います。 1/25付ronSpaceエントリーより抜粋 医療崩壊について、以下に私自身の理解した

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